皆さん【シエスタ】してますか?
シエスタは人生の改善にとても有効です。
人生を豊かにする昼活!と言っても過言ではありません。
もちろん夜にしっかり休む事が大切です。それは大前提です。が、今回はあえてそこには触れず、日中にとるべきシエスタについてお話します。
【シエスタのメリット】
脳の活性化。
ストレス解消になる。
体力回復。
睡眠負債の解消。
病気をしにくくなる。
主にこの5つです。
まず脳の活性化についてですが、
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」によりますと、「起床後15時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率、起床後17時間を過ぎると飲酒運転と同じ作業能率まで低下する」とあります。
つまり連続で起きているとお酒を飲んでる時並みに集中力が低下しちゃうと言う事ですね。
ぶっちゃけ脳は午前中だけでもかなり疲れてます。
昼食後の眠たくなる時間に少し眠り、また仕事する環境から離れることで、脳のリフレッシュをし、先の集中力を高められる事は結果的に生産性のUPにも繋がります。
二つ目のストレス解消は仕事から離れて自分の好きな時間を持つ事と、目を瞑って脳を休める事で脳をリラックスさせ、クールダウンを行う事でストレス物質の抑制にもなります。
ゆっくり昼食を取り、昼寝をしリラックスした時間を過ごす事で、脳だけで無く身体もリフレッシュされると言う事です。
カルフォルニア大学の心理学者、サラ・メドニック氏によると、20分の昼寝で一杯のエスプレッソ並みのリフレッシュ効果があるそうです。
一杯のエスプレッソというと、ちょっとわかりにくいですが(笑)要は身体がシャキッとするという事なのでしょう。
睡眠負債とは、毎日必要な睡眠時間をとれず、睡眠不足が蓄積した状態のことをいいます。この様な状態では脳や身体のパフォーマンスが落ちるのは言うまでもありません。これを解消する為には寝だめよりもシエスタによる昼寝です。
休日も午前中爆睡…では無く、朝ちゃんと起きてご飯を食べて、昼にシエスタする方が遥かに睡眠負債を解消できるそうです。
最後、病気をしにくくなる。です。
睡眠負債が長期的なものになると、体内の臓器や精神にまで悪影響をあたえます。
あなたの心の健康にとっても睡眠は大切なのです。
先にも述べました厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」によりますと、睡眠不足は何より心臓に負担が大きくなり、更に生活習慣病、うつ等の心の不調、そしてヒューマンエラーからの事故による死亡や怪我のリスクが高まると述べられています。
効果的な休息によってこれらのリスク回避を図れる事もシエスタのメリットでしょう。
【シエスタのデメリット】
ぶっちゃけありません!
…ですが効果的なシエスタが取れないと逆効果になる事もあります。
次はシエスタの方法を説明しましょう。
本場スペインでは2時間位シエスタをする文化があるそうです。
が、2時間ずっと昼寝する訳では無く、職場を離れてゆっくりランチをし、好きな時間を過ごしてリラックスし、少し昼寝をするそうです。
TORIOTTOがシエスタを昼活と言うのはこれが重要な点だからです。
ポイントは、
仕事の環境から離れ自分の時間をもつ事。
ゆっくりランチをする事。
少し昼寝をする事。です。
もう少し具体的に説明すると、まず昼寝の長さは15分から20分、長くても30分以内にする事が大切です。
昼寝は基本的にレム睡眠で行います。レム睡眠では脳はリフレッシュだけでなく、記憶や情報の整理も行います。
これが深い眠り、身体の睡眠であるノンレム睡眠になると目覚めた後の認知能力が低下したり、体内リズムが狂ってしまい、夜の睡眠にも悪影響を与えて逆効果になってしまいます。
長く寝すぎないようにしましょう。
昼寝する時間帯も重要です。
昼食後、遅くても16時までにしましょう。これ以上遅くなると夜の睡眠のリズムに影響します。
眠れない時はどうするか。目を瞑るだけでも脳は休まります。視覚は想像以上に脳を使います。まずは15分間目を瞑りましょう。
昼寝が終わったら必ず水分を摂り排泄をし、ストレッチ等で軽く運動しましょう。
これは疲労物質を排出し、血流を促進する事でより良い目覚めを得られるからです。
高速道路のパーキングエリアでトラックの運ちゃんがよくやってますよね。あれです。
シエスタは休息とリラックス効果で午後の生産性を上げるだけでなく、自分の時間を増やす事でその有効活用が出来ます。
読書や趣味、運動や学習、ブログを書いても良いですね。とにかく何をしてもOK。何もしないのもありです。
企業としてもシエスタを取り入れる事で生産性の向上や、今後のフレキシブルな働き方にも対応出来ますし、ローコストで労働者の満足度を上げる効果もあるでしょう。
シエスタは人と企業と社会に多くのメリットをもたらす、常識的に取り入れるべき素晴らしい昼活と言えるでしょう。