先日HAMさんから一件のメールが届きました。
内容は【これ良いよね。】の言葉と、一件のURL。
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/21582
観てみると、【美術手帳】と言うサイトの【オンラインビューイング】と【バーチャルツアー】の紹介の記事でした。
この御時世に、世界中の美術館がこんな試みをやっているんですね。
【ルーヴル美術館】
世界一有名な美術館です。ここがこう言うモデルケースを示す事はめちゃくちゃ重要だと思います。
https://www.youvisit.com/tour/louvremuseum
バーチャルツアーもやっているそうです。
https://www.louvre.fr/en/visites-en-ligne#tabs
【国立故宮博物院】
説明不要でしょう。東アジアの至宝です。
https://tech2.npm.edu.tw/720vr/enHome.html
こちらも説明不要でしょう。素晴らしい試みです。影響力も凄いと思います。
https://www.metmuseum.org/art/online-features/met-360-project
【ヴァチカン美術館】
ここもハイテク化してるなんてビックリしました。
【コートールド美術館】
ロンドン大学のコートールド美術研究所所属の美術館です。
https://courtauld.ac.uk/gallery/about/3d-gallery-virtual-tour
【ペース】
ニューヨークにあるメガギャラリーだそうです。
https://www.pacegallery.com/viewing-rooms/
【デイヴィッド・ツヴィルナー】
こちらも、ニューヨーク、ロンドン、香港、パリに拠点を置くメガギャラリーだそうです。
【ファーガス・マカフリー】
こちらもニューヨークを代表するギャラリーだそうです。
https://fergusmccaffrey.com/exhibition/the-inaugural-exhibition-ball-hafif-jungwirth-motonaga/
満足に旅行にも行けない昨今、HAMさんが一緒に楽しい事をしようといろいろ探してくれている事に深い愛情を感じますし、TORIOTTOは感謝&感激です。
次代はVR・ARの時代と言いますが、いよいよこのコロナ騒ぎで一気に発展しそうな感じですね。
ゴーグル、そろそろ買い時かも?!
世界史をみても、平和な時は経済が発展し、技術や文化が大切に保存・保管されます。
また、戦渦や災禍の時代には経済は衰退するのですが、文化や技術は人々に求められ、活動が活発になります。
ウイルスによる災禍の時代と言える今もそうなるかもしれません。
いやいや、戦争だらけの中世ヨーロッパは暗黒時代と言われていたろ?と言う人もいるでしょう。
しかし、それはあくまで西ヨーロッパ目線であり、東ローマや中東はめちゃくちゃ発展していました。
東ローマは火炎放射器やナパーム弾の様な物まで所有し、中東では王水で金を溶かす事も出来ていたそうです。
西ヨーロッパにしても、ゲルマン人の目線で見れば、西ローマの文化を目の当たりにし、飛躍的に【垢抜けた】と言えるでしょう。
征服者であったゲルマン人に、【ローマを潰してゲルマンの王国を作ろうと思っていたが、今はローマを復活させたいと思う。】と言わしめたというエピソードがある位に、西ローマの文化レベルも高かったそうです。
日本でも、戦国時代で無ければ茶道は発展しなかったでしょう。
現代でも、不況や戦禍の時にアートや音楽シーンは活発になったりします。
もちろん必ずそうなると言う訳ではありません。
しかし、美しいものや悲しい出来事に触れて、人の心や感情が活発になる時にそう言うエネルギーが高まるのは事実でしょう。
災いとは悲しく辛いものですが…
ここにヒントがあります。
貧乏暇なしと言う言葉があります。
貧乏人程なぜか忙しいと言うアレです。
しかし、【めちゃくちゃ忙しい人程なぜか貧しくなる】と言う方が正解だとTORIOTTOは思います。
心や感情が枯渇すると人は豊かにはなれません。
TORIOTTOは、【必死】に頑張る。と言うのが苦手でした。
だって必ず死ぬって…。
それならば、頑張る事は【必至】。の方がしっくり来ます。
だって必ず頑張る事になるんですから。そっちの方が楽しそうでしょう?
必死のビジネスマンと、必至のアーティスト。どちらが豊かかと問われれば、TORIOTTOは間違い無く後者だと答えます。
もちろんお金は必要です。お金が無ければ絵筆の一本も買えないでしょう。
お金で豊かさは買えます。が、それは豊かさを知る人の特権なのです。
芸術家のパトロンなんかが良い例だと思います。
コロナウイルスの騒ぎで、強制的に暇になった人も多いと思います。騒ぎが終わっても社会はどんどん合理化されて行くでしょう。
今まで忙殺されていた人が、例えば上記の様にVR等で、
【芸術】と言う豊かさを保存し続けてきた美術館の、富の再分配を受けられる様になります。
いくらお金持ちになれるからって、バブル時代にタイムスリップとか嫌ですよ。だって、スマホ無いし。(笑)
TORIOTTOは、今までお得な物や役に立つものばかりに富を注いできた価値観が、これから段々変わっていくんじゃないかと思います。
暇、余暇、余裕、人の心や感情等、ある意味無駄と言われている物に投資する様になると思います。
役に立つことって、結局はAIに代替できる事がほとんどですし、人ならではのモノって、案外【無駄】こそ、なんじゃないかな?と思います。
今、忙殺されている人。尊い仕事をされている方。
例えば、お医者さんであったり、お店の人であったり、今忙しい彼らの仕事が落ち着いて、
豊かさの再分配を受けられるようになった時に、
それを享受できる様に上記の様なサービスや技術、文化活動にお金や人の心が集まる様な世の中になれば、アフターコロナの世界も捨てたもんじゃないなと思います。