【大人のベースギター】シリーズ6回目です。
昨今の外出自粛や各施設の休業等で、家から出ずに過ごす人が増えたと思います。
せっかくの休日なのに、憂鬱になっちゃいますよね。
でも大丈夫!強い大人はあきらめない!
あなたには愛すべき【ベースギター】があるじゃあありませんか。
こんな時だからこそ、心弾む音楽を奏でる【大人の趣味】、ベースギターを弾くのはいかがですか?
TORIOTTOのブログでは、時々ですがベースギターとその弾き方を、初心者の方にも出来るだけ解りやすく紹介しています。↓
【大人のベースギター】シリーズの前回
https://www.toriotto.com/entry/2020/04/01/143112
ではビートを弾きました。
きっと今日までノリノリでビートを刻んでいた事でしょう。
しかし、ビートだけでカッコよく弾くのはとても難しく、長い修行の道のりが必要です。
(めちゃくちゃ上手い人はただルート音でビートを刻んでいるだけでかっこいい音が出せますが。)
最初は新鮮に感じて、ただビートを弾くだけでも感動するものですが、慣れてくるとだんだんそれだけじゃあ物足りなくなってきます。
なんか、他の音も弾きたいな。と。
いよいよあなたにもコードを弾く時がやって来ました!
ええ!そんな、コードとか面倒だからギターじゃ無くベースにしたのに…。
と言う正直者なあなた!
大丈夫です。今回コードと言ってもたったの一音!
メジャーでもマイナーでも使える魔法の音、【5度の音】を鳴らす【パワーコード】を覚えましょう。
【5度の音とは何ぞや?】
こちらの表を観て下さい。
この表はベースギターの指板を模したものです。
縦軸は、上から順番に細い弦から太い弦、1弦〜4弦を表しています。
横軸は、1番左の、何も押さえない【開放弦】から順番に、ベースのヘッドからボディーの方向に向かって1フレット、2フレット…と押さえた音を表しています。
(フレット=ベースの指板に刻まれている、金属の区切りの事です。)
例えば主音(ルート音=コードの基本となる音)が【C】だとします。
5度の音は【G】の音になります。
それだけです。(笑)
位置関係を丸暗記して下さい。
どの主音だったとしても、同じ位置関係で5度の音になります。
(仮にルートが【D】の音なら、5度は【A】の音になります。)
4弦のGの音と2弦のGの音、どちらを弾いても構いません。(もちろん1弦のGの音でも)
オクターブが違うだけの同じ音です。
ちなみに、このオクターブの位置関係も覚えておくと、更に表現が拡がりますよ。
こちらも何のコードでも同じ位置関係になります。
ちなみに何故5度と言うのか?ですが、ルートがC(
ド)の音だった場合、5度はG(ソ)の音だからです。
ド レ ミ ファ ソ の5番目の音って言う訳です。
ここまでで、解らない事はありませんか?
もし解らない事があるなら、過去の【大人のベースギター】シリーズを、一通り読み直されるとより解りやすくなると思います。
【大人のベースギター】のタグか、上記のURLからご覧になれます。
さて、5度のポジションが解りましたら、次はどの様に使いこなして弾くのか。です。
コツは、【慣れるまではやり過ぎない事。】です。
5度の音は安定している音とは言え、ルート(主音)程ではありません。
あくまでルート音でビートを刻んで、ドラムのアクセントや、コードの切り替わる手前などのここぞ!っていうタイミングで5度の音を入れるといい感じになります。
慣れてきましたら、
ドラムのバスドラム(ドッタンドドタンのドの音)に合わせてルート音、
スネアドラム(タンの音)に合わせて5度の音、
を鳴らしてリズムミカルに弾けば、ちょっとテクニカルなベースリフ(リフ=繰り返すフレーズ)が出来上がります。
更に5度のオクターブや、ルートのオクターブを使って遊んでみれば、めちゃくちゃベースが上手くなった様に感じますよ。
これらの音で、【遊び心】を持って弾ければ、かなりの曲を自分の感性で楽しめる様になります。
上達すれば、めちゃくちゃ簡単にベースがカッコよく弾けます!
後々出てくるスラップ奏法でも良く使われる音使いなんですよ。
最後に、
練習のコツはなるべくメトロノームや曲の音源に合わせて、多少のミスは気にせず、全体のリズムを感じながらプレイする事です。
フレーズに追われて、リズムが雑になるのは初心者にありがちな間違いです。
そこを意識する事でググッと【上級者】に近づきますので、この先上手くなった後でも、繰り返し練習してみる事をおすすめします。
それでは皆様、【パワーコード】でパワフルなベースをお楽しみ下さい♪♪
また次回をお楽しみに。