【大人のベースギター】シリーズ五回目です。
前回でやりました、
【うたぼん】
を見ながら、好きな曲のコードに合わせて弾いていても楽しいのですが、
もう一つ踏み込んで今度は、
【ビートを弾いてみよう!】
の回といきます。
ビート?よく解らんけどテンポだろ?
と思われるでしょうが、ちょっと違います。音楽では、
テンポ=曲の速さ
ビート=鼓動を刻む数
になります。
自動車で例えますと、
テンポはスピード、
ビートは回転数の様なものです。
いや、そんなビートとかいいから、もっといろんな音とか機材教えてよ!
と思われるかもしれませんが、このビートこそが音楽の根源であり、
これだけで曲をかっこよく演奏することもできるんです。
例えばこの動画
Brushy One String | Chicken in The Corn (Official Video)
彼は一本の弦のみで演奏するプロのミュージシャンです。
かっこいい曲だと思いません?
彼の隣のブルーのシャツの人も、指でビートを刻んでますね♪
【ベースギター】はこの【ビート】でかっこよく演奏することに、
とても適した楽器です。
では早速ビートの説明をします。
こちら手書きの画像で見難いかもしれませんが、
4ビート
8ビート
16ビート
シャッフルビート
主にこれらの4種類がよく使われます。
まず【4ビート】
タン タン タン タン
と4つずつ刻む一番基本になるビートです。
ジャズなんかでよく使われますね。
次に【8ビート】
タ タ タ タ タ タ タ タ
と8つずつ刻むビートです。
ロック等でよく使われ、みなさんが一番身近によく耳にするビートかもしれませんね。
次は【16ビート】
タカタカタカタカタカタカタカタカ
と16回刻むビートです。
ファンク、フュージョン、ヘビーメタル等、テクニカルな曲でよく使われます。
最近のポップスなんかでもわりと使われてますね。
最後に【シャッフルビート】
タラタタラタタラタタラタ
と4ビートの1音をさらに3分割した様なビートです。
ブルースやバラードなんかでよく用いられます。
これらは実際に口ずさんでみると、より解りやすいと思います。
演奏する際は、ビートの全音きっちり律儀に弾かなくても構いません。
例えば一部伸音をばしたり、無音にしたりして、遊んでみたり、個性を出したりできます。
そういう【遊び】があなただけの音楽に繋がります。
ビートの深みは、極めるなら一生の修行になりますし、自分自身で元から持っている、音楽の根源的な要素なのです。
前回で練習した曲を、今度は【ビート】を意識して演奏すると、より音楽的になりますよ♪