【お花見】したいなあ…
以前にブログに載せた写真の桜も、遂に満開になりました。
例年なら今頃、桜の木の下でHAMさんとお酒を愛でているはずなのですが、今年は残念ながら難しそうですね。
そういえば今年は蔵開きにも、全然行けてないな…。
地元に酒蔵がある人は、蔵開きオススメですよ?
日本酒苦手だって人も酒蔵を観に行くと、杜氏の酒造りに対するプライドにあてられて、飲んでみようかな?って気分になっちゃいます。
他にもウイスキーの蒸留所やワインのワイナリーなんかも見学出来る所が多いし、観に行くとやっぱり面白かったりします。
TORIOTTOもHAMさんとよく山崎の蒸留所に行きました。
酒の起源は、15000年位前に、当時の狩人が蜂の巣に溜まった発酵した水を飲んだのが始まりだと言われています。
記録に残っているのは、紀元前7000年頃の中国の器に、醸造酒の成分が残っていたそうです。
古代エジプトでは既にワインやビールが飲まれていたと言います。
TORIOTTOはHAMさんと美術館や博物館を巡るのが大好きで、日本は勿論、故宮博物院や大英博物館、ベルリンの博物館島等、様々な博物館を観てきました。
そこには長い人類の歴史で作られてきた多くの酒器が展示されています。
人類の食文化はお酒と共に楽しむ事を目的として発展した側面がある事を、誰も否定はできないでしょう。
お酒はずっと人の歴史と文化に寄り添ってきたのです。
その一方で、
「百薬の長とはいへど、よろづの病は酒よりこそ起これ」
と言われていたり、飲酒には薬と毒の二面性がある事が、古くから認められています。
飲酒を否定する時、例えば、
お酒の飲み過ぎが原因で亡くなる人は〜人います。
と言われたりします。
ですが、おそらく砂糖や塩の摂り過ぎで亡くなる人の方が多いでしょう。
質の悪いのになると、犯罪者の〜%は飲酒などと言ったりします。
それなら、水は100%だろと。
この話において、数字は問題ではありません。統計は重要では無いのです。
重要なのは【秩序】であり、因果関係があるとすれば、【礼儀】と【敬意】の有無なのです。
飲み会でイッキ大会を始めたり
飲んで暴れたり
分を弁えずに飲み過ぎて嘔吐したり
酔わせて手篭めにしようとしたり
嫌な事を忘れる為に飲んでぐちぐちと呪詛を吐き続けたり
家族を殴る理由にしたり
こんな飲み方に、お酒に対する【敬意】はあるでしょうか?
また、
祝いの席で乾杯したり
美味しい料理と合わせて舌鼓を打ったり
大切な人と杯を傾け合ったり
感謝や労いの気持ちを表す為だったり
幸せな記憶を思い出す為だったり
家族の記念日に祝杯をあげたり
こんなお酒はどうでしょう?
もし酒が諸悪の原因だと言うのなら、どちらにも同じ効果・影響を与えなければおかしくなります。
実際はどうでしょうか?
お酒は昔から、【祝い】にも【呪い】にも使われてきました。
お酒は【敬意】を持たない者には、あまり寛容ではありません。
お酒には【敬意】を持って接する事が、何よりも大切な事なのです。
これはお酒に限らずですが…
皆さんと、世の酒飲み達に祝福があります様に。