Life for happy! TORIOTTO blog

大人男子TORIOTTO(とりおっと)のポジティブな暮らしへの思考・思想を綴ったブログです。キーワードはLife for happy!

【大人男子の時短メニュー】揚げイワシのトマト煮【所要時間20分】

【揚げイワシのトマト煮】

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【材料】

生のイワシの開き数匹

トマトジュース(濃いめの)

サルサディップ(サルサソース)

ミニトマト6〜8個

オリーブ5個以上お好みで

片栗粉少量

塩少量

オリーブオイル

ブイヨンorコンソメ(固形一個か大さじ1)

他、仕上げに使う好みの調味料(ブラックペッパー・ハーブ類・粉チーズ等)

 

①フライパンにオリーブオイルを5〜10ミリ位の深さ(イワシが浸る位)に入れて中火で熱します。

(後でパスタも作るなら、もう一つ鍋を用意して多めに水を入れ皿で蓋をして沸かします。)

 

イワシを流水で軽く洗ってからキッチンペーパーで水気を拭き、軽く塩をふって、片栗粉を薄くまぶします。

 

③フライパンで熱されたオリーブオイルに、皮を上向きにしてイワシを入れ、揚げ焼きにします。

 

④表面が揚がったらイワシが隠れる位にトマトジュースを加えブイヨンかコンソメを入れます。

 

ミニトマトのヘタを取って半切りに、オリーブも輪切りにします。

 

⑥ブイヨンが溶けたらサルサディップ(ソース)を加えます。TORIOTTOはトマトジュースの3割位入れますが、製品によって辛さが違いますのでお好みで味をみながら入れて下さい。

 

⑦煮たったらミニトマトとオリーブを加えて、仕上げにブラックペッパーで味を整えます。

 

⑧温めたお皿にイワシを盛り付け、ソースを掛けて出来あがりです。お好みでバジルなどのハーブや粉チーズをかけても美味しいですよ。

 

TORIOTTOはワイルドに熱々の鉄フライパンから直接取って食べるのが好きです。

 

ここまで所要時間20分程です。

 

⑨皿を温めていたお湯に、塩を加えてパスタを茹でます。

フライパンの余ったソースにガーリック(フライドガーリックでもOK)を砕いて入れて、表示より1分早めに茹でたパスタと、茹で汁を少し加えて、強火で1分絡め焼きします。

めちゃくちゃ美味しいパスタの出来あがりです。

 

パスタの代わりに冷や飯を入れて煮込んで、仕上げにチーズをかけてリゾット風にしてもGOODです。

 

昨日はHAMさんより帰るのが早かったので、一人暮らし時代に培った【時短サク飯】を作りました。

一昨日コストコで買ったメキシカンサラダラップが余っていたので、それに合う感じでメニューを組みました。

お手伝いは通常より手早く簡単に。がベストです。

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スーパーで売っている、串付きの生のネギマも焼きました。

スーパーのこう言う便利アイテムをチェックするのも楽しいですね。

 

上記のレシピの中で、分量を細かく書いていないのは、その時ある物で適当に作れるメニューだからです。

適当に作ってもそれなりに美味しくなります。

基本全て【お好みで】です。

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魚であればイワシじゃなくても美味しいです。

一回ししゃもで作った事もありますが、かなり美味でした。

 

仕上げに溶けるチーズをかけても良しです!

 

イワシの処理が面倒なら、オイルサーディンをオイルごとフライパンに開けて熱し、トマトジュースを入れる…ところから同じ様に作ればより簡単に作れます。

 

魚が苦手なら鶏肉でも美味しいですよ。

 

この、トマトジュースとサルサディップのソースは簡単な上にかなり万能に使えます。

魚介・牛肉・豚肉・鶏肉全てに合います。

ソースだけ作る場合は、トマトジュース1に対して

サルサディップを0.3〜0.5、ブイヨンorコンソメを加えて加熱し、煮たったらオリーブオイルを回しかけすればOKです。

その他の味付けは使う料理に合わせてお好みで加えます。

 

 

ここまで何の前フリも無く淡々とレシピを書きましたが、大人男子にとって、生活力は重要なスキルだと思います。

 

どれだけ便利な世の中になったとしても、

いざと言う時に食うに困るようでは生命として脆弱過ぎます。

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また、男子にありがちですが、本格的になり過ぎるのも良し悪しです。

知識としてレシピを知っていたとしても、いざ慣れない厨房に入ってあれこれしようものなら、貴方は散らかすだけのボルケーノになってしまうでしょう。

結局、【やらなくていいよ。】と言われてしまいます。

 

大人男子の料理はいかに簡単に、少ない器具で、素早く、そして美味しく出来るかが勝負です。

包丁一本と鍋一つで出来るくらいの料理がアウェイのフィールドでは丁度良いのです。

 

慣れるまでは、野外でキャンプの時に作れる位の手軽さを目安にしましょう。

 

凝った料理は厨房に慣れてからで構いません。

 

火力とスピードが勝負の中華料理なんかも男性向きかも知れません。

 

和洋中その他、何でも良いので、1〜2品こんな感じの、簡単で融通の効く持ちネタレシピを持っておくと、家庭の中でいざと言う時に、貴方の存在感を示す事ができると思います。

 

お粥やスープ、雑炊等、看病レシピを持っておくのもオススメします。

 

いつの時代も、大切な人に頼りになる自分を示せる事は、大きな自信に繋がります。

 

普段の役割分担も大切ですが、いざという時に家族を助けられるスキルは積極的に身に付けるべきです。

 

〜すべきと言うと少し偉そうですが、料理は誰でも幸せにできる、素敵なスキルだと思います。

 

学歴も血筋も関係無く、ただ食べて美味しければ誰もが幸せになるのです。

 

本当に、料理人は凄いと思います。

 

家庭で作る場合は何もプロの腕前で無くても良いのです。

 

自分と周りの人が美味しい!と思えるものが作れればそれで充分だと思います。

 

幸せとはそんなものです。

 

一人暮らしの人も、自分の生活に投資する事は大切です。

心身の健康にも良いですしね。

私もほとんどの料理は一人暮らしの時に覚えました。

一人暮らしでの料理の利点は失敗が出来る事です。

かなり攻めた事にも挑戦できます。

 

だれでも、どんな時でも、美味しい物を食べれば、凄く贅沢な気分に浸れます。

 

誰かを幸せにする事と自分で幸せな気分になる事は同じベクトルなのです。

 

美味しい物を作って、食べて、更に健康になって…何度もずっと楽しめて…そんな感じで良いんだなと。

最近ますます思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

【大人男子と大人女子】自分の時間と言う緩衝材【時間】

このブログでは、いつもいつもHAMさん〜!

とばかり言っているので、TORIOTTOはパートナーに依存し過ぎじゃね?

と思われているかもしれません。

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実はHAMさんがめっちゃ負担に感じているとか…?!

 

おそらくお互いが人間である以上、全くストレスが無いと言えば嘘になるでしょう。

しかし、ストレスを受け流し、上手く付き合っていく【コツ】みたいなものはあります。

それを知っていれば、ストレスなど恐るに足りません。

 

依存かどうかはともかくとして、休日はいつも家族と一緒に過ごして、毎日の夕食も必ず一緒にとると言う人も少なくないと思います。

 

今はだんだん【仕事至上主義】から【家族と自分を大切に】と言う価値観に変化していますし、コロナ騒ぎが落ち着いたとしても、フレキシブルな勤務、リモートワーク等はどんどん普及していくと思います。

家で過ごす時間はどんどん増えていくでしょう。

仕事に【ライフ】を提供するのでは無く、仕事に【ジョブ】を提供するという世の中が、当たり前になると思います。

 

その一方で、【亭主元気で留守が良い】みたいに言われる事もまだあります。

 

ヒトは自分でコントロール出来ない事にストレスを感じるそうです。

 

これは意識して無くす事は出来ない、ヒトという種が持っている【性質】です。

それは愛や理性で消せるものではありません。

お腹が空くのと同じ、本能ですから。

 

べつに大自然で育った訳では無い私達が、自然に触れる事で癒しを感じるのは、

文明化された街で暮らす様になったのはせいぜい五千年くらいでそれより前、600万年くらいはずっと自然の中で暮らしていたからだそうです。

狩猟採取の最中に自分でコントロール出来ない事態に遭遇する事は命取りです。

人類はずっとそういう環境で生き残ってきたのです。

 

誰かと一緒にいる事にストレスを感じると言う人もいるでしょう。

一人が良いや、と。

しかし、これは誰かと一緒にいるから…では無く、その場の行動に、自分以外の誰かの意思が入るからストレスを感じるのです。

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ここで注意しないといけない事は、

もし誰かと一緒にいて、そこであなたが一切ストレスを感じないのなら、その分相手がストレスを感じているかもしれない。という事です。

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100%自分の事を解ってくれて、行動を合わせてくれているのなら、一緒にいてストレスを感じる事はありませんよね?

でも合わせる方はどうでしょうか?

 

もちろん相手に聞いても、そんな事無いよ。と

言ってくれるでしょう。

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大切なのは答えを貰うのでは無く、相手をよく観て、あなたが出来るフォローを自分の意思でしてあげる事です。

例えば、相手の好みを先回りして提案してあげるのも良いですね。

 

お互いが一緒にいる事で感じるストレス。

これは本能から来るもので、完全に無くす事は出来ません。

一緒にいる者同士で、上手く分け合って解消していくしか無いのです。

 

まあ、少しストレスを感じる?少し面倒だと心の底で感じる?くらいで健全な人間関係なのかもしれません。

緊張と融和のコントラストで人は幸福を感じる。と言う話をTORIOTTOも聞いた事があります。

 

相手の行動の先読み合戦は、うまくコントロール出来れば良いのですが、やっぱりどちらかに偏りがちですし、お互い気を使い過ぎて疲弊してしまう恐れがあります。

 

そこでTORIOTTOが今回提案するのは、【お互いが自分の時間を持つ】という事です。

 

1日ずつ持てれば良いですし、数時間でも構いません。

同じタイミングでなくても構いません。

私は水曜日で、あなたは土曜日だね。くらいでOKです。

完全に自分の意思、甲斐性で行動できる時間を作る事でお互いの間に緩衝材を設けるのです。

 

物凄く無為な事をしようが、家の用事をしようが、趣味の時間にしようが、それぞれの意思で、甲斐性で行動しているなら、お互い一切口を出さない様にする事で、お互いの間にストレスを感じない緩さを挟む事ができます。

 

仕事や家事をしてはいけない!という時間ではありません。

自分の意思でやろう!と思うなら全然OKです。

重要なのは自分の意思を抑圧されない時間を持つ事です。

 

もし、その時間で相手から何かをして貰ったなら、ありがとうと思う気持ちのままにあなたも何か行動すれば良いのです。

自分の意思で自分の時間にできればベストですが…

難しければ他の、例えば一緒に過ごす時間に何か相手の喜ぶ事でお返ししても良いですね。

相手に合わせる事で、一緒にいてよりリラックスした楽しい時間を過ごせたなら、相手もきっと報われると思います。

 

自分の時間が持てたなら、割と柔軟に、ストレス無く相手の為の行動が出来る様になります。

 

まさに【緩衝材】です。

 

いつもお互いが引っ付いていると、どちらかが出れば、どちらかが引かないといけなくなりますが、

 

自分の時間と言う隙間が有れば、そこに上手いこと【逃す】事が出来るのです。

 

【自分の時間を好きに過ごせた分、お互いの時間は少し相手に寄せて行動しよう!】

とか、

【自分の時間を相手の為に使ったからか?お互いの時間はこっちに合わせてくれている?!】

みたいに思えれば、

お互いにストレスを上手く受け流せるんじゃないかなと思います。

 

もちろん、上手くやるにはお互いが相手の事を想い、お互いを知る事、しっかり観察する事が大切です。

 

【自分の時間】と言う緩衝地帯をお互いの間に設ける事で、自分の為の行動も相手の為の行動も、その行動の一つ先の結果として、罪悪感が救われたり、好意が報われる事を知っているなら、ストレスを苦に思う事も無く、お互いに幸せにずっと一緒にいられる秘訣になると思います。

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時間だけじゃなく、例えば空間でも良いかもしれませんね。

自分の場所を持つ。

趣味のガレージ、ガーデニングの空間、好きな物を飾る場所、自分の部屋を持つでも良いでしょう。

 

そういうプライバシーを保てる場所や時間、コントロール出来る空間は、ヒトを本能的に安心させ、リラックスする事ができる心の城になります。

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ファッションでも【あえてぬけ感】とか言います。

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キメキメ過ぎだと【仕事かよ】みたいになっちゃうので、それを防ぐ為にあえて何処かにハズしのリラックスしたアイテムを入れると言うやつです。

 

高層ビルや五重の塔なんかも、あえて揺れる様にする事で強度を高めているそうです。

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何処かにあえて【あそび】を設ける事は、

何かを築き上げたり、強固なものにする為にとても大切な事なのかもしれません。

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大人の人間関係は、ちょっと緩いくらいで…なかなか切れない縁を結べるものなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橘の小島の色は変はらじを この浮舟ぞ行方知られぬ【大人男子の宇治散策】

今週のお題「外のことがわからない」

 

昨日はHAMさんと、京都は【宇治】に行ってきました。

京滋バイパスが出来てからは、随分と行きやすくなりましたね。

渋滞が無ければ、我が家から車で40分くらいで行けます。

 

朝早めに出て【三室戸寺】に行きました。f:id:TORIOTTO:20200608104534j:image

紫陽花も、

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躑躅も、
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庭園もとても美しく、
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ピンク
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有名な蓮の花はまだ咲いていませんでしたが、匂い立つ花々の、煌く色と心地よい自然の薫りに、非日常のひと時を満喫する事ができました。

 

自然に触れる事によってストレスホルモン(コルチゾール)が減少すると言われています。

もちろん科学的にも証明されています。

まさに実感しました!

緑と花に癒されまくりです。
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お寺を出たところで売っているグリーンティーも、よく冷えていて美味しかったです。
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緑は大切ですね。

 

三室戸寺の近く、早蕨の道沿いに【源氏物語ミュージアム】という施設があります。

宇治は源氏物語の終盤、【宇治十帖】の舞台なのです。

 

宇治十帖は光源氏がいなくなった後の世代の話です。

 

メインの登場人物は5人です。

 

【匂宮】(におうのみや)光源氏の孫 光源氏と似て華やかで恋多きタイプです。

【薫】(かおる)光源氏の子ですが、奥方の一人が浮気をして出来た子です。そのせいか、暗い性格に育ち常々出家したいと思っています。

この二人は幼なじみです。

 

光源氏の異母兄弟にあたる八の宮の美しい娘の姉妹。

【大君】(おおいきみ)姉妹の姉。出家した八の宮と似た、厳格な性格で、父の遺言通り宇治から出ずに同じ様に出家しようと思っています。

【中君】(なかのきみ)姉妹の妹。姉よりは明るい性格で洗練された都に憧れもあります。

【浮舟】(うきふね)大君と中君の異母姉妹。大君にそっくりの美人です。

 

ざっくりと粗筋を書きます。

出家願望のある【薫】が、八の宮の元に仏の道を習いに行くところから物語は始まります。

 

八の宮は娘の従兄弟にあたる(血は繋がらないが)薫に姉妹の世話を託し出家してしまいます。

その後、姉妹には決して宇治を出ない様に(都に行かない様に)と遺して亡くなります。

 

薫は娘の【大君】を好きになります。

ですが、大君は出家願望が強く、男性に対して慎重な性格なので、私より妹の【中君】と結婚して欲しいと言います。

薫はならば妹の結婚相手を先に決めようとして【匂宮】を中君に会わせます。

 

中君と匂宮は意気投合し、結ばれますが、奔放な性格の上に、身分の高い匂宮は頻繁に宇治に足を運ぶ事はありません。

 

妹は弄ばれたんだ!と憤慨する大君は、妹の行く末

を心配するあまり心労で病に倒れてしまいます。

そして、一目都を見たかった…と告白し、亡くなります。

 

姉の希望を汲んだのか、中君は匂宮と正式に結婚し、妻として都に迎えられます。

 

都にも慣れた中君の姿に、薫は亡き大君を重ね見ます。

その様子に匂宮は二人の仲を疑います。

 

八の宮のもう一人の娘、【浮舟】は、父親の死後いろいろあって、結局中君が妹の面倒を見る事になります。

同じ都の家に住まわせたのですが、美しい浮舟をみた匂宮は、光源氏譲りの悪癖が出て浮舟に手を出そうとします。(乳母に助けられます(笑))

 

浮舟はこのまま匂宮の家には居られないので、三条の小さな家に住む事にするのですが、そこに案内されたのが薫です。

 

薫は大君に瓜二つの浮舟を想い、宇治の山荘に匿います。

しかし、薫はもうすでに結婚していたので、頻繁に通えません。

それを知った匂宮が、山荘に現れて情熱的に浮舟を口説きます。

そして、遂にその情愛と色香に絆されて、二人は結ばれます。

 

【橘の小島の色は変はらじを この浮舟ぞ行方知られぬ】

 

その後匂宮にぞっこんになった浮舟は、ラブラブの時間を過ごしていたところ、薫と鉢合わせしてしまいます。

二人の男性に少女漫画ばりに口説かれて、姉の中君を裏切った葛藤もあり、悩みに悩んだ浮舟は、宇治川に入水してしまいます。

 

浮舟が消えてしまった事に、匂宮・薫・中君は悲しみ、絶望します。

 

浮舟は実は生きていて、河原に倒れていたところを、行きずりの僧侶に助けられて寺に保護されます。

そして俗世の悩みに疲れた浮舟は僧に頼んで出家します。

 

後々、寺を訪れた薫は、浮舟を見つけて文を出しますが、浮舟は頑なに写経に打ち込み、俗世と切れる事で心の平安を手に入れます。

 

こんなお話です。

 

この5人の登場人物、

果たして不幸だったのでしょうか?

幸せだったのでしょうか?

 

匂い立つ情熱と、心のままに愛を手に入れてなお、愛を求め、心地よい薫を持てずに、失ってしまった匂宮。

 

心地よい薫は持てど、匂い立つ様な情愛を持てずに、仏の教えを求めていたが、やがて愛を知り、失い、寺で再び再会を果たしたが、愛する人は仏門に閉ざされて、ただ存在を薫らせるだけになってしまった薫。

 

華やかな都人の芳香を知り、まっすぐな愛も知ったが、都に憧れを抱きつつも宇治から出る事は出来ずに、家族との絆を守り、それ以外を失った大君。

 

自分と姉の望みである、華の香の漂う都人となり、稀代の貴人の妻となったが、最後の肉親の妹を失い、殿上人の妻として宇治にも帰れない中君。

 

愛されるままに流され、橘の色が変わらぬ様に、薫と匂いは決して変わらない事を知りながら、翻弄され、行方も見失い、俗世から出る事でようやく安息を得た浮舟。

 

彼等彼女達は、外の世界を知らなければ幸せだったのでしょうか?

それとも、知ったから、幸せを知ったからこその後々の悲しみに繋がったのでしょうか?

 

世界を手に入れるには、外の世界、内の世界が、

世界を知るには、失うもの、得るものが、必ずあると思います。

この物語の若者達は、知らなければ、何もしなければ幸せだったとは思いません。

しかし、外に出ずに、ある物で足りる生き方をしたとしても決して不幸では無かったでしょう。

 

ポイントは5人は皆、何らかの形で愛されていた事です。

それは忘れられない芳香となりました。

外に出た者、出なかった者、道を外れた者、道を求めた者、俗世を出た者、それぞれの生き方が捉えようによっては悲劇で、捉えようによっては、とても幸福なのだと、私は思います。

 

外も、内も、世界は何も変わらないのに、【芳香】を知ってしまった後の心の行方は、本人を含め誰にもわからないものなのかもしれません。

 

 

 

 

今週のお題「外のことがわからない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロックやってるか?!【大人男子のロック事情】

昨日、TORIOTTOが今の職場で働く様になった頃から、お世話になっている得意先のお爺さん(70代)にこう言われました。

 

【どう?最近。ロックやってるか?!】

 

TORIOTTOが音楽活動をやっていた若い頃から知っている方です。

当時はロン毛だったり、髪を染めたりしていました。

 

【家でたまに弾いているくらいですよ。】

 

と答えました。

 

【アカンな〜。もっとバリバリやらんと。】

 

とお爺さん。

 

こんな感じの軽いやりとりでした。

 

TORIOTTOは思いました。

【ロック、やれているのだろうか?】

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ロックとは、

誤解を恐れずに言うなら、

【如何に自分の我がまま、傲慢さを貫き通せるか。】

だと思います。

自由も突き詰めればそこになると思います。

 

100人が辞めろと言う事でも、自分が【そう!】と思った事を貫き通せるか?です。

 

これは見た目だけの問題ではありません。

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反社会活動、反体制、ルールを破る事がロックだなんて薄っぺらいものでもありません。

 

例えば、三揃いのスーツをビシッと着た、ナイスシルバーな老ビジネスマンだったとしても、それが高い純度でその人を現しているなら、その辺でイキっている兄ちゃんよりもよっぽどロックな人だと思います。

 

最近のアメリカの暴動にしても、これが本当にやりたい事なのか?と疑問に思います。

顔を隠し、フードを被って略奪をする…。

こそこそと、後めたい生き方だと思います。

正義の名の下の、【逆差別】による暴力や略奪を無くす事はかなり難しいと思います。

ルイ・ヴィトンのデザイナーは、お店が襲われた事についてSNSで苦言した事を、人権派に批判されて、結局謝罪したそうです。

 

それが今の正義であり、常識なのでしょう。

 

アメリカでは60年代まで、黒人を差別する法律・州法が普通にありました。

マクドナルドだって、白人用の受け取り口と有色人種用の受け取り口を分けないといけない州がありました。

 

そんな中、ある一人の女性がバスに乗りました。

バスの運転手は白人の乗客が増えたので、有色人種の彼女に席を立つ様に言いました。

 

別にその運転手が差別主義者だと言うのではありません。当時はそれが当たり前で、法律に則った正しい事とされていたのです。

酷い話ですが、悪意すら無かったかもしれません。

今でも見かける、【善意による注意】だったのでしょう。

 

彼女は言いました。

【私は立つ必要があるとは思いません。】

 

バスの運転手は言います。

【警察を呼びますよ?】

 

彼女は言います。

【どうぞ、そうして下さい。】

 

その後彼女は呼ばれた警察に逮捕されてしまいます。

取り調べの席で彼女は言いました。

【私は立つのに疲れていたのではありません。屈する事に疲れていたのです。】

 

この話を聞いたキング牧師などが、公民権運動を広め、遂にはアメリカの法律、州の法律が変わったのです。

公共の施設、交通機関、レストラン、劇場、ミュージアム、遊園地などで、人種によって扱いを変える事は禁じられました。

たった一人の女性の勇気ある行動が世界を変えたのです。

この出来事を、

ローザ・パークス事件】

と言います。

 

法律や常識よりも、自分が幸せになる為に絶対に曲げない。ロックだなと思います。

人種は関係ありません。

ロックは別に白人だけの物でもありません。

ラップだって黒人だけの物ではありません。

 

しかし、顔を隠して、捕まらない様に、物を盗む。

これが世界を変える行動なのでしょうか?

戦わなければ変わらない事もあるでしょう。

しかし、戦争とはバリバリの滅私奉公です。

自分を殺す戦いと、自分を貫く戦いは違います。

 

ローザ・パークスさんは、ただ当たり前に幸せに生きたかっただけなんじゃないでしょうか?

 

法が正しいと言うのなら、彼女は間違いなく悪だったのでしょう。

当時の価値観では、今で言う【車両を間違えて通報された人。】くらいに見えたかもしれません。

もしTORIOTTOが、平日の御堂筋線の4号車に乗ってしまったら、周りから物凄く忌避する目で見られる事でしょう。

そして通報されれば捕まってしまって、HAMさんを悲しませる事になってしまいます。

そう考えれば、彼女の勇気は凄い事だと思います。

 

TORIOTTOは、10年後に自分が後悔しない様な生き方が、ロックな生き方だと思います。

間違っても良いのです。

遠回りだったとしても、思った通りでは無かったとしても、今の自分を受け入れられる生き方が出来れば、人は幸せだと思います。

 

何一つミスなく、理想的な人生でも、満たされず、受け入れられない現実を抱えて生きて行くなんて辛いと思います。

 

日本で生きているTORIOTTOは、多少今月の出費が…とか思う時もありますが、食べるに困らず、大好きな人と堂々と幸せに暮らせている今はとても幸せな時だと思います。

これ以上の幸せは別に望まないくらいです。

仮にこれを崩す様な何かがあったなら、私は必ず抗うでしょう。

 

世の中には正義や法、思想やイデオロギー、常識等に則って誰かを攻撃したり、集団で抗議をしたり、叩いたり、それに便乗して荒稼ぎしようとしている人達もいます。

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今そう言う事に巻き込まれない自分は、とても幸せだと思います。

 

しかし人によっては、幸せ幸せと薄っぺらい奴だ。と思われるかもしれません。

他人から観れば私は【バリバリやらなくなった人】なのかもしれません。

過去のTORIOTTOを知っている人には、残念に思われるかもしれません。

ある意味それは素敵な事だし、惜しまれる事はありがたいのかもしれませんが、

そんな思いを踏みにじってでも、今の幸せを掴むエゴ、我が儘を押し通す私は、【傲慢なロックンローラー】なおっさんなのだと思います。

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【大人男子のお手伝い?】少し楽して、楽しんでが継続するコツかもです。

今日はHAMさんは出勤ですが、TORIOTTOはお休みです。

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一人だとランチも適当です。

エースコックのワンタン麺に野菜と玉ねぎを入れて食します。

これ、結構いけるんですよ。

テーブルコショウを効かせるのがコツです。

ワンタン麺がなければ、スーパーの中華蕎麦とウェイパーでもできますよ。

 

そういえば、エースコックの地元に住んでいながら、焼きそばモンチッチを食べた事がないですね。

地下鉄に乗ると、江坂駅で必ず宣伝されるんですが、気になりつつ…です。

って言うか、売ってるのも見た事無いのだけど…?

エースコックと言えばワンタン麺のイメージです。

 

ベランダのテーブルで食事を楽しむ様になってから、朝になると食べこぼしを狙いに鳥がやってくる様になりましたので、これを導入しました。
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この、なんとも旧東側チックなデザイン。

害鳥どもにタズビダーニャです。

なかなかにキュートです(笑)

センサーで鳥や動物を感知すると、超音波とフラッシュで追い払うと言う装置です。

鳥がチュンチュンと鳴くだけならまだ良いのですが、テーブルやイスに糞をされるとさすがに困ります。

HAMさんもとても嫌がりますので彼奴らを撃退する必要があります。

この装置を導入してから、鳥が来た形跡は一切無くなりました。

実にハラショー!です。

 

朝、HAMさんを車で送ってから、散髪に行ったら、もう今日の予定が無くなってしまったので、ヨシ!家事をするか!!

とリモコンを探しスイッチを押しました。

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掃除ロボです。
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ルンバでは無く、Panasonicのルーロです。f:id:TORIOTTO:20200603121751j:image

ルンバと違っておむすび型だからか、かなり隅々まで綺麗にしてくれます。

このブラシが配線等に絡まらない様に整理しないといけないのが面倒ですが、普段から散らかさない意識ができてかえって良いかもです。

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終わったら電源まで自分で帰ります。

 

ってTORIOTTO何もして無いじゃん?!

と自分でも思ったので、台所の鉄器のメンテナンスをしました。

かつて鉄器は人類の文明をシフトアップしました。

ヒッタイトは鉄器でもって青銅器を駆逐したのです。

鉄器を制する者達が、現代まで生き残る事が出来たという事はもはや疑い様の無い事実と言えるでしょう。

鉄器のメンテナンスは、今を生きる人類の必須スキルなのです。

 

ハイテクから一気にローテクですね。

 

しかし、人間の基本とは【食】です。

鉄の調理器具との付き合いは、人類の歩みそのものと言えるでしょう。

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鉄の鍋達。

左から、広東鍋、スキレット、フライパンです。

 

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この24cmのフライパンは最近特によく使います。

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鉄はガンガン熱せれるのが良いですね。

使った後は、洗剤を使わずに水とササラ(下の写真の様な物です。)

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で洗ったら、後は火で熱して乾かせばOKです。

時々油を塗って、再度熱すると錆びにくく、食材もくっ付きにくいフライパンになります。

使えば使うほど育っていく楽しみがあります。


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スキレットも同様ですが、熱したあとオリーブオイルを薄く塗って保管すると良いそうです。

このスキレットはHAMさんもお気に入りでよく使っています。

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中華鍋もフライパンと同じ要領です。

中華鍋はこれ一つで、焼く、煮る、炒める、揚げる、蒸す、全て出来る究極の鍋です。

特に揚げ物、炒め物はこっちの方が上手くできますね。

長めの中華お玉と、ジャーレンがあると更に炒め物、揚げ物用に特化できます。

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うちのは両手持ちの広東鍋です。

両手で振れますので、大量の食材も上手く混ぜれます。

片手持ちの北京鍋に比べて、アールが緩く安定し易いのが特徴です。

揚げ物する時は安定感無いと怖いですからね。


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こちらは包丁ズです。

右から、棒シャープナー、両刃用シャープナー、三徳包丁小、三徳包丁大、長出刃、出刃、あじ切り(小出刃)、砥石です。

 

三徳包丁二つはHAMさんが愛用しています。


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棒シャープナーを使う時は包丁を斜めに当てて上から手前に

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引く感じに砥ぎます。

両刃の場合は両面砥ぎます。

シンプルな構造で洗いやすいので、料理中に切れ味落ちたなと思った時にもシャッと研げます。

砥いだ刃の裏側に触れてみて、カエシと言って金属が裏返ってる様な、カリカリした感触があれば少し砥いで無くします。


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両刃の包丁はこのシャープナーの方が簡単です。

隙間に刃を乗せて


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引くだけです。

2、3回すると切れ味が戻ります。

これはIKEAニトリで安く買えますので、一つ買ってマメに砥いでおくと料理の下処理が楽になりますよ。


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出刃は片刃なので砥石で砥ぎます。

事前に砥石を水に浸しておきます。

砥石に対して斜めに包丁の刃を当てて、 


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上下に擦ります。

黒い粉が出てきますが、それは砥ぐのに必要なものですので洗い流さずにそのまま砥ぎましょう。

先が砥げたら順番に根元までズラして砥ぎます。

カエシが出たら裏向けて軽く擦って落としましょう。


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ステンレスの三徳包丁です。貝印の品で実は一番使えるかもしれません。

HAMさん愛用ですので念入りに砥ぎます。


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こちらもステンレスの三徳包丁ですが、貝印のものより少し肉厚で大きめです。

濃州 関兼忠作と書いてありますね。

HAMさんはこちらの三徳包丁もよく使います。


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TORIOTTO愛用の出刃シリーズですが、

うーん…達筆過ぎて堺しか読めませんね。

曽祖母に貰った物なのでかなり年代物だとは思いますが…。


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長出刃。

大きな物を切るのに使いますが、意外と細かい作業も出来るんですよ。

果物の皮剥きや肉の皮剥や筋引なんかも、まあまあ良い感じに出来ます。


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本出刃。

魚の背骨もズドンと落とせます。

魚以外にも、スペアリブを分ける時にも使います。

重量で切れますので、見た目程力もいりません。
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数十年使われてて、古いのもありますが、少し錆びてますね。

鋼は砥いでもすぐに錆びるのでマメなメンテナンスが必要と言われますが、知り合いの料理人に聞いたら、赤錆じゃ無ければ問題ないよと言われましたので、たまにクレンザーをかけるくらいで、砥ぐのは刃先だけにしています。

とは言え今度大々的に磨きたいです。

プロに任せた方が良いのかな?
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アジ切り包丁。

小型の出刃包丁です。

鈍く光ってますね(笑)

小さい魚を捌く用ですが、他にも何かと使いやすい包丁です。

片刃の包丁は最初慣れが要りますが、片刃の方がやりやすい作業なんかもありますので重宝します。

 


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写真を撮るために左手で持っていますが、右手用の包丁です。

片刃の包丁は利き手の方に刃がある物を選びましょう。

 

ハイテクなマシンを使ってみたり、ローテクな道具を手入れしたり…このブログを読んでいただいている男子諸兄の皆様もこういうのお好きでしょう?

 

車いじりやパソコンいじりもそうですが、メカや道具に拘る…(つもりゴッコ)をすれば、男なら誰しも楽しめる、いい【休日】になると思います。

 

それで更に家族に喜んで貰えるなら、さらにhappyですよね?

 

手伝いも、やらなきゃあ!…や、手伝うぞ!…と意気込み過ぎてやっちゃうと、献身している自分に疲れたりして、家族も一緒に疲れてしまいます。

どうせやるなら楽しい事をやった方が楽です。

 

男女の【楽しい】のツボは違っていて当たり前です。

男子ならではの楽しめる範囲は、女性はちょっと苦手かな?と思う事が多いと思います。

そこを逆手にとって、楽しめる範囲で、ちょっと遊ぶつもりでやっていければ、上手く補完し合えて、ついでに家事の向上が出来て、大人男子にもずっと続けやすい【お手伝い】になるんじゃないかな。と、TORIOTTOは思います。

 

 

 

 

 

【大人男子の持ち物事情】財布っていつの間にかどんどんと膨らんでいきますよね?いっそ小さくしてみました。【ちい財布】

昨日はHAMさんと、最近再開しました三田市にあるプレミアム・アウトレットに行ってきました。

 

再開したお店も入場制限をしていたりで、まだまだ緊張感はありますが、少しずつ日常が戻って来る感じがして嬉しいですね。

少しずつ、お出かけが出来る様になってきました。

 

買い物と言えば、TORIOTTOは電子マネーをよく利用します。

 

TORIOTTOの行動範囲のほとんどが電子マネー対応になりましたし、

贔屓の散髪屋がQUICPay対応になった時点で、現金を持たなくても全く困らずに生活ができるようになりました。

今現金を使う時は朝の出勤時に、自販機で買う缶コーヒーくらいです。

 

お店の会員カードなんかもどんどんアプリ化していってますし、本当に、スマホ一つあればOKな、便利な時代になりましたね。

電子マネーが使えないお店でも、クレジットカードは使える所が増えましたし、現金の衛生的な問題もあって、個人店などでも今後ますますキャッシュレス化が進んでいくことでしょう。

 

そこで思いました。

 

【財布って大きいな。】と。

 

男性は基本的に持ち物少ないですし、仕事以外では鞄もサコッシュクラッチバッグの様に、小さいものが一つあれば事足ります。

時にはそれすら持ちたくない時もあります。

 

財布・鍵・スマホをポケットに突っ込めば、それで出かけられる身軽さが良いのです。

夏は特にそう思います。

 

男性ものの財布と言えば、以前は【長財布至上主義】と言っても良いくらい皆さん長財布を持っていました。

ズボンの後ろのポケットに半分飛び出すくらいの長財布を突っ込んでいる人をよく見かけたと思います。

 

折り畳み財布=貧乏人の財布だ!

なんて言うアホな人もいました。

理由はお札を入れ過ぎると折れ曲がらないから。だそうです。

 

TORIOTTOは電子マネーが世に出る前からクレジットカードが便利だと思っていましたので、コンパクトな折り畳み財布が好きでした。

 

長財布はやっぱり大袈裟です。

現金は落としたら終わりですし。

カードだと記録もアプリで簡単に管理出来ます。

大きな買い物だけカードでって人もいますよね。

むしろ管理のし易さからも、細かい買い物の方がキャッシュレスに向いていると私は思います。

小銭も出さなくて済みますしね。

 

ちょっと良い素材で選べば、折り畳み財布でも全然安っぽく見えないですし、少しの現金とカードと免許証を入れられたらそれで充分です。

 

最近はさらにコンパクトな財布があるそうですね。

 

世界的にも電子マネーが普及して、メーカー・ブランドも三つ折りのコンパクトな財布を作っているみたいです。

【ちい財布】がじわじわと増えています。

 

TORIOTTOもそろそろ【ちい財布】にしようか。

と決意して、アウトレットで探しました。

 

ありましたよ。良い感じのが。

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この真ん中のやつがそれです!

マークジェイコブスで見つけました。

男性が持っててもおかしくないシンプルな色とデザインです。

右はキーケース、左はカード入れなのですが、比べてもほとんど変わらない大きさ!!!

スマホより小さいです。

 

中をみてみましょう。

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こんな感じの三つ折りになっていて…

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札入れとちょっと分かりにくいですがカードポケットが3つ付いてます。

一応の、最低限の現金と、TORIOTTOは個人の買い物用と、家の物を買う時用に、口座違いのカードを2枚持ち歩いています。

あと、免許証ですね。

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小銭ポケットもついてます。

思ったより入ります。

 

その他のカード・会員証・保険証・銀行のキャッシュカードは、

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この左のカード入れにいれています。

何かしら小型の鞄を持つ時は、この3点+携帯を。

手ぶら感覚でちょっと出かける位ならカード入れ以外を、ポケットに突っ込んで…と、シチュエーションに合わせて荷物を選びます。

 

さらにこんな感じのインバッグに、

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仕事で必要な小物類を纏めて一緒にいれておけば、鞄を持ち替える時も、このバッグごと入れ替えるだけなので簡単に、かつ忘れ物無くできます。

 

朝の天気やら気分次第で鞄を持ち替えるハードルが下がりますので、TORIOTTOはずっとそうしています。

 

財布・鍵・携帯を、パック1

パック1+カード入れを、パック2

パック2+インバッグを、パック3

として、作戦によって装備を選びます(笑)

 

いつもフル装備なのは新兵だけだぜ!

 

荷物を減らす事はファッション性だけでは無く、お出かけ時の疲労も軽減されます。

ちょっとした荷物でもずっと持っていると疲れるものです。

誰かと出かける時は疲れた顔を見せたくないですし、

できるだけ疲れを感じずに目一杯楽しみたいですよね。

 

ちい財布。持ってみれば想像以上にコンパクトで、とても身軽です。

それでも必要最低限の物は収まりますし、かなりオススメです。

 

今回のTORIOTTOの【ちい財布】は、今月誕生日だからとHAMさんがプレゼントしてくれました。

 

ありがとう!HAMさん!!

いつもいつも、感謝してもしきれません!

 

 

 

 

 

【大人男子の歴史考察】非イケメン・吃音持ちの皇帝【クラウディウス帝】

歴史上の好きな人物を挙げよ。

とTORIOTTOが言われた場合、好きな人が多過ぎて忘れてしまうくらいなので、難しいと思います。

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少し絞って世界史なら?

と言われてもまだまだ多い。

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ヨーロッパ史なら?

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うーん…やはり一人に絞るのは難しいですね。

 

ローマ史に絞って、

好きと言うより、興味をそそられる人物と言えば?…ローマ帝国第4代皇帝【クラウディウス帝】が一番に思い浮かびます。

(正確にはこの頃はまだ共和制だったそうです。)

 

誰?と思われる方もいると思います。

 

彼はユリウス家の一門ではありますが、ユリウス・カエサルの様な英雄にはなれませんでした。

 

後々の評価も低いです。

 

英雄譚の様な書物も残っていません。

 

ただ行った事の記録のみ残っているようです。

 

スキピオ・アフリカヌスやコンスタンティヌス大帝の様に、華やかなスターが目白押しのローマ帝国の中で、なぜ彼がいいのか?と言いますと、

彼のその人生にあります。

 

彼は超名門出です。

父方、母方両方共に皇帝を輩出した名家です。

兄は美形で戦も強く、ゲルマン人の進行を防いだ功績に与えられる、【ゲルマニクス】の称号を得たローマの英雄です。

 

ユリウス家とクラウディウス家の両家の血をひくクラウディウス帝は、成人した後ユリウス家の当主になります。

 

ですが、彼は長い間政治に関わる事はありませんでした。

 

理由を幾つか挙げますと、

 

【イケメンでは無い】

美形好きで、英雄が好きなローマ人にとってかなり致命的です。

逆にイケメンだったら後の世の評価はずいぶんと変わっていたことでしょう。

 

【吃音持ちで興奮すると口角に泡をふいてしまう】

名家の子でありながら、幼い頃より虐められていたそうです。

それを兄ゲルマニクスがいつも庇っていたそうです。

その上、足に障害があったので、歩くのにも不自由していたそうです。

健康な美丈夫を是とするローマにおいて、彼は冷笑される存在だったのでしょう。

 

彼は自身に比べて強く華やかな身内に対して、どんな気持ちで過ごしていたのでしょう。

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彼が元首になる前に、ずっとやっていた事は歴史の編纂でした。

しかし、勝者であるローマの歴史ではなく、ローマに負けた国々の歴史を調べて書き記す事をしていたそうです。

彼は勝者よりも敗者に興味を持っていたのでしょうか?

しかし、そう言うネタはローマ市民にはあまりウケなかったのか、それとも元々面白く無かったのか、今では彼の著書は残っていません。

ただ真面目で面白みの無い男だったそうです。

 

この性格が表舞台に上がらなかった一番の理由ではないかと思います。

 

彼は自らの意思で君主になったのではありません。

 

彼の前の代の皇帝は、暴君で有名な【カリギュラ】でした。

カリギュラ元老院や多くの有力者を粛清し、圧政によってローマの秩序を破壊し、経済的にも破綻寸前にし、内外共に崩壊寸前まで貶めました。

カリギュラは暗殺されました。

犯人は近衛兵団の隊長でした。

 

その隊長は、口から泡を吹きながら隠れていたクラウディウスに対し、跪き忠誠を誓ったそうです。

クラウディウスは神輿として担ぐには丁度いいと思ったのでしょうか?

否、隊長のその後の行動で判ります。

 

近衛兵団の支持を得て、元老院も承認し、クラウディウスは元首たるプリンケプスになります。

(この頃のローマ皇帝はまだ共和制なのでインペラトールでは無くプリンケプスの称号で呼ばれます。)

そして、隊長の願い通り、カリギュラを殺害した罪で隊長を処刑します。

近衛兵団にはもう一人隊長がいたそうですが、彼も自害します。

 

おそらく、クラウディウスを正当に評価出来ていたのは、歴代皇帝を間近で見続けていた近衛兵団だけだったのでしょう。

クラウディウスの正統性の担保の為に自ら死を選んだのです。

カリギュラ亡き後、彼の様な君主が必要だと思ったのかもしれません。

 

クラウディウスは君主としてとても優秀でした。

ブリタニアゲルマニアに名将を置き、動きを牽制しました。

しかし、決してローマから領土拡大をする事はしませんでした。

攻め易い土地は守り難い事を知っていたのかもしれません。

 

追放されていた元老院の議員を呼び戻し、ローマを元の姿に戻すと宣言しました。

 

しかし、彼の容姿や挙動から、元老院ローマ市民にはあまり期待されていない事を知っていたクラウディウス帝は、ギリシア人奴隷を解放し、優秀な人物をピックアップして…

おそらく世界で始めての内閣を組閣しました。

元老院はこの閣僚を通してクラウディウス帝とやりとりします。

元老院と皇帝の争いが絶えなかったローマでしたが、この緩衝材が効いたのか、クラウディウス帝の治世は非常に安定したものになりました。

 

北アフリカの敵対国を制し、ローマの郊外に港を設けて、麦の供給を安定させました。

当時のローマ帝国全体の小麦の約3分の1を北アフリカ産の小麦で賄えたそうです。

他にも食料、物資等北アフリカから直送する事が出来る様になりました。

 

道路も整備し、それまで公用のみだった郵便を市民にも解放しました。

 

彼は重税を科す事無く、ローマの財政を見事に再建したのです。

 

そして、クラウディウス帝の最大の功績はエルサレムをローマの直轄地に変えた事です。

当時から争いばかりの土地だったそうですが、この後20年間ユダヤ人の土地で争いは起きなかったそうです。

この事が、後の世の、特に東ローマが1000年間国を保てた事の遠因になったとTORIOTTOは思います。

そして東ローマが無ければ、ヨーロッパは7世紀にイスラムに占領されて、今ごろはムスリム国家になっていたでしょう。

ヨーロッパ人は何故彼にもっと感謝し、評価しなかったのか不思議でなりません。

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辺境の守りを固め、要所を保持し、内政と財政を立て直し、プリンケプスとしては申し分の無い働きをしました。

 

君主としてのクラウディウス帝は間違いなく名君です。

五賢帝の最初の二人よりもよっぽど優秀です。

 

しかし、彼は人気がありませんでした。

古代中国なら、謙虚で実直な徳の高い名君として評価されたかもしれません。

 

ローマ人にとっては、彼は仕事だけ出来るつまらない男だったのです。

 

君主としては優秀でも家庭人としては恵まれていなかったそうです。

 

彼にはメッサリナと言う奥さんがいましたが、彼女は絵に書いた様な悪女でした。

美しく無いクラウディウスと結婚してしまった腹いせからか、贅沢と男遊びの限りを尽くしました。

国家反逆罪を適用し、金持ち達を投獄し、財産を没収しました。

自分の地位を危うくする貴族や高貴な女性を次々追放し、粛清していきました。

 

クラウディウス帝はと言うと、彼女を罰しませんでした。

それどころか、凱旋式に彼女を出席させてローマ市民の顰蹙をかいます。

 

彼は美と健全さが正義とされるローマにおいて、自分が女性に愛されない男だと言う事を誰よりも分かっていたのかもしれません。

 

メッサリナはその後、別の男性との結婚式を挙げたという二重婚の罪で処刑されてしまいます。

その罪の真偽は確かではありませんが、裏で糸を引いていたのはメッサリナに追放された女性の一人、ユリア・アグリッピナです。

 

その知らせを聞いたクラウディウス帝は食事中だったそうですが、そのまま何も言わずに食事を続けたそうです。

 

メッサリナの死後、後添えを誰にするか話し合われましたが、結局ユリア・アグリッピナと結婚しました。

クラウディウス帝は息子がいました。当然後継者にしようと思っていましたが、息子が成人する前にクラウディウス帝は亡くなってしまいます。

ユリア・アグリッピナが食事に毒キノコを混ぜたと言う説もあります。

 

アグリッピナは自分の血が唯一繋がった息子、ネロを皇帝にします。

 

ローマ史上最狂の暴君【ネロ帝】の誕生です。

 

2人の暴君に挟まれた、クラウディウス帝の治世は評価されるべきだと思います。

しかし、後の世の評価は【悪女に振り回された情けない男】です。

 

2人の悪女に挟まれ、幸せな家庭を築け無かったクラウディウスは、仕事は出来るけど、幸せな家庭が持てない男の典型的な例だと思います。

 

HAMさんと一緒に幸せに暮らしているTORIOTTOとは正反対の人生だと思います。

だから興味を持ったのかもしれません。

 

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言う諺があります。

成功者が書いた、リアルタイムの自己啓発本なんかも良いですが、こう言う歴史上の人物から学べる事も、案外多いのかもしれません。

 

あ、そうそう、クラウディウス帝のエピソードでこんな事もありました。

彼の在位中に、ガリア属州の出身者から、元老院議席が欲しいと嘆願書が届いたそうです。

元老院はローマ以外の人間が入る事を拒否しましたが、クラウディウス帝はゆっくりと歩いて壇上に立ち、ゆっくりと演説を始めました。

【今話し合っている新しい事がこの先の常識になる。新しく決めた事が前例になる。スパルタやギリシャの国々が滅んだのは寛容さがなかったからだ。ローマの発展は寛容にある。】

ざっくりと纏めるとこんな事を言ったそうです。

この時誰も冷笑を浮かべなかったそうです。

そしてガリア属州の出身者の議席が設けられました。

 

彼は愛を諦めた男だったのでしょうか?

それとも器の大き過ぎる男だったのでしょうか?

 

本当にいろいろと勉強になります。

 

【大人男子は解放されるか?】少しずつ世界が広がる感覚を懐かしく思います。

今週のお題「遠くへ行きたい」

ですが、

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何しろ、今は遠くへは行けません。

 

なのに遠くへ行き過ぎた人まで現れて、このお題の意味?意義の純度が変わってしまいそうです。

 

TORIOTTOはそれなりに人生happyにやっているので、今はお星様になりたい訳じゃありません。

 

ですが遠くへ行きたい。のです。

 

今の生活が嫌になって、遠くへ行きたい訳では無いのです。

単純に知的好奇心によって、遠くを知りたいと思うのです。

私の住んでいる街から一番遠い街はやっぱりブラジルの何処かでしょうか?

物理的な距離だけでは無く、時間や制限、経済的な距離がある、遠い街や国は沢山あります。

 

例えばパスポートの効力が無い国。

近くにありますよね。

TORIOTTOがそこに行くのは今は難しいでしょう。

 

国内でも、移動の制限がされていました。

物理的に行く手段があるならブッチしてしまえば行くことは出来たでしょう。

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しかし、現代でもわりと結界というやつは機能するもので、

道路の白線なんかもそうですけど、スマホを使いこなす我々でも、案外古式ゆかりの式という物に縛られていたりします。

 

無理を押して、HAMさんや愛車が何かされるのも嫌だしな…と思ってしまいます。

これも一種の呪なのでしょう。

 

台湾やウラジオストクも行きたいのですが、物理的には近くても、今は遠い街です。

 

ドバイは経済的にも遠い街?

TORIOTTOもHAMさんも、歴史のある国や街が好きで、行きたくても遠い街が沢山あります。

カルタゴコンスタンティノープルなんて…あえてこの名で呼びますが、行けたなら感動で卒倒しそうです。

しかし、今はちょっと難しいでしょう。

 

今HAMさんがプランニングしてくれているのは、タイ、シンガポールです。

 

情勢が許せばすぐにでも行けるよう、綿密なプランをいつも建ててくれます。

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本当にありがたい事です。

 

今は近場なら行けそうな感じがします。

今度の週末は郊外のアウトレットに行きます。

以前は近場で当たり前に思っていましたが、本当に久しぶりで、楽しみです。

 

先週は久しぶりの外食で王将に行きました。

たかが王将です。

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しかし、久しぶりにHAMさんと大好きな辛玉ラーメンを食べて、なんてありがたい事なんだと思いました。

 

家では相変わらずいろいろな国の料理を我が家なりに楽しんでいます。

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【上海焼きそば】
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【麻婆豆腐】
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【焼き餃子】

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【ブレイクファースト】
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チリ料理、【パステル・デ・チョクロ】
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セルビア料理、【ブレク】
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ジョージア料理【オジャクリ】

ジョージア料理はびっくりするくらい美味しかったです。

感動と共にこう思います。

卓上世界旅行はまだまだ健在であると。

 

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南フランス料理【ブイヤベース】

いつか本場のマルセイユで食べたいな。

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この空間。
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この空間です。

 

すっかり、ベランダライフも慣れたものになりました。

ここは、自宅にいながら世界を旅する事が出来る、【どこでもドア】の様な場所になっています。

 

しかし、バーチャルもいいのですが、リアルにお出かけがしたいのも事実です。

 

ニュースを観るに、都道府県の越境はもうすぐ許可されそうです。

 

その次は少しずつ外国への移動も出来る様になるのかな?

 

…この感覚、懐かしくないですか?

 

幼い頃、世界は自宅とその周辺だけでした。

 

小学生になると、学区の分だけ拡がり、その後成長するたびに世界が拡がっていきました。

 

知らない街に行くだけでワクワクしました。

 

初めて自転車に乗れた時。

 

初めて自分で切符を買った時。

 

初めて都会の空気に触れた時。

 

初めて運転免許を取った時。

 

初めてパスポートをゲットした時。

 

その都度、世界は拡がっていったのです。

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3次元だけでは無く、時間軸においてもそうです。

過去の遺産や未来の技術、絵画や遺跡を観て知る事、学ぶ事で、今ある世界の宇と宙の広さを知りました。

 

この感覚、近くからだんだん世界が拡がっていく感覚を、まさかこの歳になって再び味わえるとは思いませんでした。

 

これだから世界は面白いのです。

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子供の頃、世界は広大でした。

時間は長かったです。

街は輝いていました。

500円は大金でした(笑)

 

願わくば、この先も、幼き日と同等の輝きをもって世界が拡がっていってくれればと思います。

 

再び、自分の身の回りだけの限定された世界が、自分の世界になるなんて思ってもみなかったです。

 

でも、これから新しい世界を再び知れる感動を得られるなら、安い我慢だったと言えるかもしれません。いや、言いたいです。

 

当面の目標は、台湾かタイでマッサージ受ける事です。

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最近ブログを書いてても、ずっと肩と首が凝ってています…。もうすっかりTORIOTTOはオジイです(笑)

 

そんな凝りも、老いた気持ちも吹っ飛ばすくらいに、知らないところ、遠くの街に飛び出して、パーッとやりたいですね。

 

世界の輝きは増したと思います。

早く確認したいですね。

 

 

 

 

【大人男子の思考・思想】だんだん、ちょっとズレてきてないですか?【ネット・匿名・誹謗中傷】

 


【被害も告白】誹謗中傷すると裁判&逮捕される時代が、あと1年でやってきます。

https://youtu.be/A8Y_Cok8m90

この動画の様に、ネット上の有名人や芸能人達が

【ネット上での匿名の誹謗中傷】は犯罪である!

と声を上げているようです。

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確かに、一語一句間違ってはいません。【名誉毀損の罪】等になるでしょう。

全くもってその通りです。

 

しかし、TORIOTTOはこう思います。

 

【誹謗中傷】は犯罪である。

 

何を当たり前な事を…と思われるかもしれませんが、これを間違えると…恐ろしい事になります。

 

例えば【差別】【逆差別】の問題なんかにも繋がります。

 

暴力そのものを規制するべきであって、一部の暴力だけを規制してはいけません。

そこに格差が有ってはいけないのです。

 

例えば、影響力のある個人が不特定多数を誹謗中傷する。

これはどうなのでしょう?

動画の彼の様に影響力を持つ人が、社会、会社、生き方など不特定多数に対してネガティブな言葉を使ってメッセージを送る行為です。

 

【馬鹿】【無能】【駄目】

 

彼等はこの手のワードを使います。

もちろん、好んでいる訳では無いと思います。

彼等は無名な個人だった頃から、その方が効果的だと思って【戦術】として使っているのだと思います。

 

仮にTORIOTTOに会ったとして、

心の中で思っていたとしても、

面と向かってお前は無能だ。なんて言わないでしょう。

いくら常識人間から抜け出そう!と言っていても、それくらいの常識は持ちあわせている人達だと思います。

しかし、私ごときの者に対して憚る行為を、数百万の人々に向けて行っているのです。

 

新しい知識や常識をプレゼンする彼等にとって、今社会を占める常識は、力関係ではまだ上位に考えていると思います。

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多くの人が支持する強者である常識に対して、新しい常識を押し進める者が、ある種の暴力で戦う事は、歴史上何度も繰り返された事です。

そうでなければ、少数派の戦いは難しくなる事も残念ながら何度も証明された事実なのです。

 

 

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しかし、それって、強者である有名人を叩くアンチと、結局は同じじゃないかな?

と思います。

 

メディアに露出し、発言できる。

これでもうかなりの影響力を持つ事ができます。

 

情報社会の強者は影響力の強さです。

幾ら稼いだかは、一時的な物に過ぎません。

最終的には影響力が全てを決します。

 

例えば戦争において、戦果をいくら挙げようとも、どれだけの敵兵を駆逐しようとも、数字よりも、【決して使わなかった兵器・使ってはいけない兵器】の方が戦略的影響力は強かったりします。

影響力とは時に物理的な力を超えます。

 

例えば重量500キロの爆薬があったとしましょう。

これを500人が1キロずつ運んでも、一機の爆撃機で500キロを運んでも、爆発すれば同じです。

この時、一機の飛行機は500人分の力を発揮した。とも言えるのです。

 

100万pvとか行くブロガーは影響力と言うとてつもない力を持っています。

 

100万人分の【馬鹿】とう言葉を一人で放つ事ができるのです。

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自らが無名のアンチに誹謗中傷を受ける時、

自らも無名の時なら、たいしてなんとも思わないでしょう。

TORIOTTOも今ブログを批判されても、たぶんまあこの人には合わなかったんだろうね。と思うだけです。

 

しかし、大きな影響力をもってしまうと、一人のアンチの後ろに膨大な数の虚像を見てしまう事もあるのです。

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影響力は時に、自分自身にも同質量のヘイトとして牙を剥きます。

 

理不尽に対して戦う事も大切です。

 

裁判や訴えも必要でしょう。

 

誰もが有する正当な権利です。

 

ですが、今まで批判してきたモノの内にも、必ず人間がいたという事を、もう少し認識していれば…とも思います。

生き方やカテゴリー、社会の中にも人間がいるのです。

批判した誰かの裏には、その人を自分と重ねる人も必ず居ます。

想像上の架空の誰かだとしてもです。

 

【誹謗中傷は違法である】

これを恣意的にズラしてしまえば、特権と格差を生んでしまう可能性があります。

 

影響力を持つ人を動かせた事で、

復讐の方法論として確立されてしまえば、命を失う行為の連鎖に繋がってしまう恐れがあります。

 

訴訟等の対抗措置をする時に、自己の啓蒙や反省もセットにすれば、それらもかなり防げると、私は思います。

 

駆逐してやるぜ〜なんてノリでやっていると、結局今以上のヘイトを集める結果になってしまうでしょう。

まさしく終わらない負の連鎖です。

 

自分を見直し、反省したからと言って訴えてはいけない。なんて事はありませんよね?

反省の上で堂々と訴えれば良いのです。

そうすれば【影響力】もあなたの味方をしてくれるでしょう。

 

私はいい歳のおっさんですので、

【中曽根総理を泣かそうね〜】

とか大人が子供に言わせて、喜んでた時代を知っています。

総理以前に一人の人間なのに、

どんな気持ちにしてやろうと思ったのでしょうか。

 

ろくに調べもせずに誹謗中傷・捏造をして、ペンは剣よりも強い!これは権利だ!と主張していた酷い時代も知っています。

 

学生運動は流石に知りませんが、警官とはいえ一人の人間に火炎瓶をぶつける事が正義だなんて言うのは狂っています。

 

意見や反論と暴力は違います。

 

相手の強い弱いではありません。

個人や集団も関係ありません。

匿名も実名も関係ありません。

ネットも新聞も同じです。

誰に対してもただ、

 

【誹謗中傷はいけない】事なのです。

 

 

 

 

【大人男子の思考・思想】物事は、今見えるもの、知っている事だけで判断すべき時もあります。

【死に執着する事は穢れである】と言う価値観があります。

 

イザナギイザナミの神話が元と言われていますね。

仏教でも【喪に伏す】期間を設けて、死から無関係な人を遠ざけます。

更に縁者に対しても、【法事】と言うシステムで【死】に触れる機会とその間隔をコントロールしています。

 

穢れとは【ケ=日常】が【枯れる】というお話は以前このブログでも書きました。

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ポジティブな方向でも、ネガティブな方向でも、【死者】とその死について、執着し、更に好き勝手にかたる事は古来よりタブーとされてきました。

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言葉によって、ポジティブな効果を与える事を【祝】、ネガティブな効果を与える事を【呪】と言います。

 

言葉の、人間のソフトウェアに与える影響は決して馬鹿に出来ないものです。

 

過去の歴史を観ても、人の【死】を依代にして、または呼び水にして、様々な事が行われてきました。

 

たった一つの銃弾から始まった、世界を巻き込んだ大戦もあります。

そこには他にも様々な原因があったのでしょう。

いろいろな利害や思想の絡み合った結果だと言うのが正しいと思います。

 

しかし、一つの【死】を依代に、呼び水に、【大義名分】にして、多くの悲劇を生む【行動】を起こしてしまったのです。

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そこまで大きな事では無くても、様々な場面で【死】は使われてきました。

 

それでも【祝】になればまだ良いのですが、大抵は【呪】となり、ろくな結果にならない事が多いです。

生きている人間ならともかく、故人は弁解や訂正が出来ないですから。

 

数少ない成功例を挙げるなら、この動画でしょうか。


Sound of Honda Ayrton Senna 1989

HONDAのスタッフは実にお見事です。

 

ただそれでも、故人を利用した歪なプロモーションとも言えるでしょう。

しかし、その与える影響はポジティブでした。

 

同じ様な技術の結晶でも、CGによるバーチャルで再現された永遠の歌姫の時の様に、嫌悪感を持つ人は少なかったでしょう。

 

何が違ったのか?

いろいろと思考する余地はありますが、私は製作者の違いが一番大きかったと思います。

 

NHKとHONDA。

世間の人の、両社に対する印象や想いの違いが、その評価の分かれ目だったと思うのです。

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故人同士の優劣では決してありません。

 

とある事件や事故で人が亡くなる事があったとして、

近親者以外が、故人に触れる事は忌避すべきです。

が、どうしてもと言う時は、公に発表された情報以外に触れてはいけません。

推測や憶測で騙る事は穢れ・呪詛を生みます。

 

自分の考えを【想像の故人の口】で騙ったり、

ましてや、バズらせて人気取りや数字捕りに利用する。なんて絶対にいけません。

 

…ですが、それをする人が時々現れます。

そうすると、その度に、情報は故人から乖離していきます。

 

【死人に口なし】を利用して、故人の名の下に成された結果は、穢れた、呪われた物になってしまいます。

 

何故発表されたか。

何故発表されていないか。

その事をもう少し考慮された方が、いいでしょう。

 

例え真実で無かったとしても、です。

その【真偽】よりもその【理由】が大切な時もあります。

 

事実は真実とは限らないのです。

 

人の生き死に以外でも、

言葉であったり、

出来事であったり、

その事実と憶測の割合が狂えば狂うほど、それは悪影響をもたらすものに変わってしまいます。

 

本来なら、言葉はその言葉以外の意味を持たないはずなのですが、人は見えるものでは無く、見たいもので考えてしまう時があります。

言葉・情報に後から不必要な意味を付け加えるのは危険な事なのです。

 

【頑張って】と言ってはいけない。みたいに、本来と違う意味になってしまう時もあります。

 

それが時として言葉や文章の魅力になったり、魔力になったりもするのですが…。

残念ながら言葉に縛られてしまう人もいるのです。

 

言葉は、その直接の意味以外の情報が付随すればする程、呪術となっていきます。

 

他者に対してだけでなく自己に対しても、です。

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