このブログでは、いつもいつもHAMさん〜!
とばかり言っているので、TORIOTTOはパートナーに依存し過ぎじゃね?
と思われているかもしれません。
実はHAMさんがめっちゃ負担に感じているとか…?!
おそらくお互いが人間である以上、全くストレスが無いと言えば嘘になるでしょう。
しかし、ストレスを受け流し、上手く付き合っていく【コツ】みたいなものはあります。
それを知っていれば、ストレスなど恐るに足りません。
依存かどうかはともかくとして、休日はいつも家族と一緒に過ごして、毎日の夕食も必ず一緒にとると言う人も少なくないと思います。
今はだんだん【仕事至上主義】から【家族と自分を大切に】と言う価値観に変化していますし、コロナ騒ぎが落ち着いたとしても、フレキシブルな勤務、リモートワーク等はどんどん普及していくと思います。
家で過ごす時間はどんどん増えていくでしょう。
仕事に【ライフ】を提供するのでは無く、仕事に【ジョブ】を提供するという世の中が、当たり前になると思います。
その一方で、【亭主元気で留守が良い】みたいに言われる事もまだあります。
ヒトは自分でコントロール出来ない事にストレスを感じるそうです。
これは意識して無くす事は出来ない、ヒトという種が持っている【性質】です。
それは愛や理性で消せるものではありません。
お腹が空くのと同じ、本能ですから。
べつに大自然で育った訳では無い私達が、自然に触れる事で癒しを感じるのは、
文明化された街で暮らす様になったのはせいぜい五千年くらいでそれより前、600万年くらいはずっと自然の中で暮らしていたからだそうです。
狩猟採取の最中に自分でコントロール出来ない事態に遭遇する事は命取りです。
人類はずっとそういう環境で生き残ってきたのです。
誰かと一緒にいる事にストレスを感じると言う人もいるでしょう。
一人が良いや、と。
しかし、これは誰かと一緒にいるから…では無く、その場の行動に、自分以外の誰かの意思が入るからストレスを感じるのです。
ここで注意しないといけない事は、
もし誰かと一緒にいて、そこであなたが一切ストレスを感じないのなら、その分相手がストレスを感じているかもしれない。という事です。
100%自分の事を解ってくれて、行動を合わせてくれているのなら、一緒にいてストレスを感じる事はありませんよね?
でも合わせる方はどうでしょうか?
もちろん相手に聞いても、そんな事無いよ。と
言ってくれるでしょう。
大切なのは答えを貰うのでは無く、相手をよく観て、あなたが出来るフォローを自分の意思でしてあげる事です。
例えば、相手の好みを先回りして提案してあげるのも良いですね。
お互いが一緒にいる事で感じるストレス。
これは本能から来るもので、完全に無くす事は出来ません。
一緒にいる者同士で、上手く分け合って解消していくしか無いのです。
まあ、少しストレスを感じる?少し面倒だと心の底で感じる?くらいで健全な人間関係なのかもしれません。
緊張と融和のコントラストで人は幸福を感じる。と言う話をTORIOTTOも聞いた事があります。
相手の行動の先読み合戦は、うまくコントロール出来れば良いのですが、やっぱりどちらかに偏りがちですし、お互い気を使い過ぎて疲弊してしまう恐れがあります。
そこでTORIOTTOが今回提案するのは、【お互いが自分の時間を持つ】という事です。
1日ずつ持てれば良いですし、数時間でも構いません。
同じタイミングでなくても構いません。
私は水曜日で、あなたは土曜日だね。くらいでOKです。
完全に自分の意思、甲斐性で行動できる時間を作る事でお互いの間に緩衝材を設けるのです。
物凄く無為な事をしようが、家の用事をしようが、趣味の時間にしようが、それぞれの意思で、甲斐性で行動しているなら、お互い一切口を出さない様にする事で、お互いの間にストレスを感じない緩さを挟む事ができます。
仕事や家事をしてはいけない!という時間ではありません。
自分の意思でやろう!と思うなら全然OKです。
重要なのは自分の意思を抑圧されない時間を持つ事です。
もし、その時間で相手から何かをして貰ったなら、ありがとうと思う気持ちのままにあなたも何か行動すれば良いのです。
自分の意思で自分の時間にできればベストですが…
難しければ他の、例えば一緒に過ごす時間に何か相手の喜ぶ事でお返ししても良いですね。
相手に合わせる事で、一緒にいてよりリラックスした楽しい時間を過ごせたなら、相手もきっと報われると思います。
自分の時間が持てたなら、割と柔軟に、ストレス無く相手の為の行動が出来る様になります。
まさに【緩衝材】です。
いつもお互いが引っ付いていると、どちらかが出れば、どちらかが引かないといけなくなりますが、
自分の時間と言う隙間が有れば、そこに上手いこと【逃す】事が出来るのです。
【自分の時間を好きに過ごせた分、お互いの時間は少し相手に寄せて行動しよう!】
とか、
【自分の時間を相手の為に使ったからか?お互いの時間はこっちに合わせてくれている?!】
みたいに思えれば、
お互いにストレスを上手く受け流せるんじゃないかなと思います。
もちろん、上手くやるにはお互いが相手の事を想い、お互いを知る事、しっかり観察する事が大切です。
【自分の時間】と言う緩衝地帯をお互いの間に設ける事で、自分の為の行動も相手の為の行動も、その行動の一つ先の結果として、罪悪感が救われたり、好意が報われる事を知っているなら、ストレスを苦に思う事も無く、お互いに幸せにずっと一緒にいられる秘訣になると思います。
時間だけじゃなく、例えば空間でも良いかもしれませんね。
自分の場所を持つ。
趣味のガレージ、ガーデニングの空間、好きな物を飾る場所、自分の部屋を持つでも良いでしょう。
そういうプライバシーを保てる場所や時間、コントロール出来る空間は、ヒトを本能的に安心させ、リラックスする事ができる心の城になります。
ファッションでも【あえてぬけ感】とか言います。
キメキメ過ぎだと【仕事かよ】みたいになっちゃうので、それを防ぐ為にあえて何処かにハズしのリラックスしたアイテムを入れると言うやつです。
高層ビルや五重の塔なんかも、あえて揺れる様にする事で強度を高めているそうです。
何処かにあえて【あそび】を設ける事は、
何かを築き上げたり、強固なものにする為にとても大切な事なのかもしれません。
大人の人間関係は、ちょっと緩いくらいで…なかなか切れない縁を結べるものなのです。