Life for happy! TORIOTTO blog

大人男子TORIOTTO(とりおっと)のポジティブな暮らしへの思考・思想を綴ったブログです。キーワードはLife for happy!

【大人男子の思考・思想】ギルティ?!罪って元々どんなモノだったの?【現代に当て嵌めて考える】

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最近やっているドラマで、

【ギルティ〜この恋は罪ですか?】

と言う作品があるそうです。

 

そうです。と言うのは、

HAMさんがセットしたレコーダーの設定で、ドラマが毎回自動で録画される様になっていて、たまたま知ったからです。

 

録画リストにタイトルを発見したTORIOTTOは思いました。

有罪って事はやっぱ【不倫】ものかな?

 

不倫ネタはドラマの定番です。

ウケるポイントは人それぞれでしょうが、ニーズがあるのでしょう。

不倫ドラマめちゃくちゃ多いです。

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TORIOTTOは正直食傷気味です。

 

時間は有限です。

いろいろなドラマを全部観るほどドラマ好きでは無いので、最近はHAMさんと一緒に浜崎あゆみのドラマだけ観ています。

この作品は、マサ専務の躍動感が素晴らしいですね。

毎回楽しみです。

 

しかし、この【ギルティ】も観ないで消去するのも忍びないので、ちょっと調べました。

【登場人物全て裏切り者】と言うキャッチコピーの、漫画が原作のドラマだそうですね。

登場人物全てクズ。みたいな話が好きな、ブラックなTORIOTTOの部分では少し興味をそそられるのですが、今は観る時間がありません。

そのうち漫画ででも読もうかな?とも思います…。

 

そもそも、不倫が有罪とされたのは日本が近代国家になってからで、側室制度も明治天皇が廃したと記憶しています。

明治天皇は、もう決まっている側室予定の人が気の毒なので、次の天皇から廃せよ。と決めたそうです。なんじゃそら(笑))

 

源氏物語を見ても…まあフリーダムな恋愛だと思います。

恋愛がらみで鬼畜行為をしても、せいぜい生霊が出て来て責め立てるくらいで、検非違使がやって来てしょっ引かれるなんて事もありません。

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今の価値観に当て嵌めるなら、光源氏なんて無限地獄に堕とされてしまえ!でしょう。

 

江戸時代には不義密通は罪とされていましたが、あくまでそれは【家】に対する裏切りの事で、例えば吉原に通っても罪に問われる事はありませんでした。

まあ、良くは思われなかったでしょうが…。

 

なら【殺人】はどうでしょう?

公家や殿上人は穢れとして忌避していましたが、

初期の武家などは、軒先の坊主は射殺せ。と、むしろ殺人が推奨されていた様です。

 

仇討ちも手続きを踏めばOKだったし、

あくまで、個人対個人で行われる犯罪は、個々で対処せよ。とされていて、今程厳しく取り締まられなかったようです。

 

じゃあ重い【罪】になる行為とは何ぞや?

 

個人では無く、【社会に対する罪】がそれにあたる様です。

正確に言えば、もし横行すれば社会生活が破綻する様な行為が罪とされました。

 

今の社会だと、不倫も殺人もそうなのですが、あくまで古代日本での話です。

 

調べると、日本には昔から、【天つ罪・国つ罪】と言って、これをやっちゃあいかんだろ?!と言う事を罪として伝えていた様です。

 

最初の憲法と呼ばれるものが飛鳥時代に制定される前、仏教伝来の前のこの頃の罪というものは、

罪穢れと言って、災厄や病など、言わば悪しきものは全て罪にカテゴリーするというような価値観でした。

個人ではどうしようもない事まで罪になっており、今の罪のイメージとは少し異なりますね。

特に国つ罪の方は個人的な事や病気、災厄など、どちらかと言えば【穢れ】の意味が強いと思いました。

ですので、今回は紹介しない事にします。

 

【天つ罪】の方は、仕事(農業)や共同体に対する罪なので、今学んでみても、なるほどな。と、なかなかに面白かったりします。

 

 

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また前置きが長くなってしまいましたが、【天つ罪】の内容と、私なりに現代風にした解釈を紹介します。

 

 

【畔放】(あはなち)

畔道(あぜみち)と書きますよね。この畔を破壊する行為です。

 

会社における水=資金としますと、この資金を確保しようとしている囲いを破壊して、資金を流出させる行為です。

 

 

【溝埋】(みぞうめ)

田んぼの水路を埋める行為です。

 

資金の流入路を塞ぐ行為です。

 

 

【樋放】(ひはなち)

樋(とい)を破壊して水を引けなくする行為です。

 

資金の流入路(調達する仕組み)を破壊する行為です。

 

 

【頻播】(しきまき)

他人が巻いた種の上に、種を巻いて自分の収穫にする行為です。

 

他人の仕事を上書きして自分の仕事にしてしまう行為です。

 

 

【串刺】(くしさし)

他人の田んぼに杭を打って、所有権を主張する行為です。

 

これはそのまんまですね。他人の仕事の所有権を強引に奪う行為です。

恥知らずな商標登録争いも、これに当て嵌まりますね…。

 

【生剥】(いきはぎ)

生きた動物の皮を剥ぐ行為です。

 

これは、単純に殺生でもありますが、神話を見るに、他人の職場を血で汚す行為の様です。

最近たまに現れる、バイオテロみたいな行為もこれにあたるんじゃないでしょうか。

 

 

【逆剥】(さかはぎ)

動物の皮を剥ぐ順序を逆にする行為です。

 

これは命を戴いた後の扱いや、神事に関係する手順の話になります。

強いて言うなら、仕事や大切な手続きの手順を無視する行為。ですかね。

先人が洗練させた手順を無視する行為。

そういえば〜寿司。なんてのもありましたね。

 

 

【糞戸】(くそへ)

神聖な場所を汚物で汚す行為です。

 

皆が大切にしている物や場所を汚す行為ですね。

公共物の扱いなんかもこれに当てはまるかもしれません。

 

 

農業国の日本は元々は仕事=農業だったのですが、今で置き換えても、悪さする輩は変わらないな〜と思います。

内側からでも、外側からでも、やっちゃあいけない事をあっさりやる輩はいます。

短期的にはそれで利益を得る事もできるでしょう。

しかし、長期的には自分の居場所、生活基盤まで穢してしまうのです。

 

これらは元々は殺人や不義密通よりも重い罪だったそうです。

放っておくと、その業界、コミュニティ、社会にとっての死活問題になるからです。

 

確かに今は、古代とは社会構造も変わってしまってます。

それでも今は罪として、ちょっと扱いが軽過ぎませんか?

これらの罪を犯す時に軽く考え過ぎてませんか?

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これらの罪を犯すとどうなるか?

…ストレートに言って【穢れる】そうです。

 

魂という、情報としての個人や、会社や店の看板が穢れると言うのもあります。

その業界全体が穢れるというのもあります。

 

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また、【穢れ】にはケが枯れると言う意味もあるそうです。

【ケ】と言うのは【ハレ】に対する言葉で、特別な日に対する日常が【ケ】になります。

 

つまり、日常が枯れる=まともな日常が送れなくなると言う事です。

 

例えば、神道では亡くなった人に執着し過ぎると【ケがれる】と言います。

まともな日常から遠のくのですね。

 

ガチの宗教者や研究者によって、解釈も異なるでしょう。

 

TORIOTTOの知識は、あくまでライトな耳学問程度です。

ですが私はこう思います。

 

【こう言う行為をしていると、平穏でhappyな日常からはどんどんかけ離れて行く】と。

 

商売以外でもそうですね。

例えば創作活動や、ブログなどの情報発信、他にもいろいろクリエイティブな【ライフワーク】をやる場合でも充分当てはまると思います。

 

オリンピックのロゴの騒動や、〜ファンド、盲目の〜?などを例に出すまでも無く、罪を犯せばその後の【ケ】は枯れてしまう場合が多いでしょう。

 

そのリスクが高いのは、法律で守られた罪では無く、本質的な罪だからです。

 

自分の人生の時間の大半を、ズルや破壊活動、迷惑行為に使っちゃあ駄目ですよ。

 

自戒と共に、今回のお話と締めさせていただきます。

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