今日は、朝出勤する時も、仕事中外出している時も、何となく人が増えている感じがします。
もちろん私が住んでいる、大阪府の方針の影響もあるでしょう。
でも何となく、【もう大丈夫かな?】と、個々の判断で出て来ている人や、出勤を命じた会社もあるんじゃ無いかな?
と思います。
そして、少しですが見かけました。
【マスクを外した人】を。
電車で見かけた時は、TORIOTTOはその車両から立ち去りました。
出勤して、わりと身近な人にもマスクを外した人がいました。
何故?と聞いてみると、
もう暑くなって来たし、大丈夫じゃない?
正直邪魔くさい。
と言いました。
TORIOTTOは、そうなんだ。と言って早々にその場を離れました。
幸い彼と一緒に仕事をする事は無いので、問題は無いと思います。
私もマスクだけで防げるとは思いません。
ウイルスを移されるとか、そう言う事を忌避している訳では無いのです。
ただ、私や私の家族、会社やそれに関わる人達の命運を、【邪魔くさい】と言ってのける人間とは一緒の空間に居たくない。
そう思ったのです。
しかし、TORIOTTOはふと思いました。
【これは、ちょっと危険だな。】と。
心情的には、そう言う人達を避けてしまいます。
でも頭では解っているのです。
【彼等が別に私の命を奪おうなんて思っていない事】を。
悪気がある訳では無いのでしょう。
いつまでも下を向いていても仕方が無いし、元気出して行こう!と、ポジティブな気持ちでそうしているのかもしれません。
それでも、今の私は生理的に彼等を拒絶してしまいます。
この御時世で自分が思っているよりも、攻撃的になっているのかもしれません。
そして、おそらく今後は、私の様な価値観が少数派になっていくのだろうと思います。
段々、もう大丈夫かな?って思う人の方が多数派になっていくでしょう。
私に距離を置かれた人は、TORIOTTOを気にくわない奴だと思っているかもしれません。
彼等が多数派になった時にどうなるか…。
私はもしかしたら、今後助けてくれるかもしれない人に攻撃的な態度をとってしまっているのかもしれません。
いつかは、距離をとってしまった私から、前のめりに距離を詰める努力をしないといけないでしょう。
簡単にはいかないでしょうが、
正しいとか正しくないとかは関係なく、同じ飯場で同じ釜の飯を食べるとはそう言う事なのです。
電車の中でもそうでしょう。
今よりも後、もうほとんどマスクをする人が居なくなった車内で、マスクをし続けているTORIOTTOは、異端者として見られるのかもしれません。
今マスクを外している人達の様に…。
古い価値観と新しい価値観が交差する時。
常識が変わるちょうど境目のあたり、このクロスフェードするタイミングが、一番細心の注意が必要だと思います。
どちらサイドに立っていたとしても…です。
ウイルスに限らず、こういう時は皆、気持ちが不安定になっています。
攻撃的だったり。
悲観的だったり。
楽観的だったり。
厭世的だったり。
それぞれのサイドに、それぞれの気持ちを抱えた人々がいるのです。
要らぬ争いが起き易いです。
対立し易くなります。
お互いを学び理解する必要があるのです。
前回【学ぶ】事について記事を書きました。
https://www.toriotto.com/entry/2020/05/14/215158
その中で、どんな事からも学べる。みたいな事を書きました。
補足しますと、それはどんな事も学ばないといけない。という事ではありません。
満遍なく学ばないといけないのは、子供の内だけです。
大人は自分の好きな勉強だけをすれば良いのです。
嫌な事はやらなくても良いのです。
自分の判断で行動できる、大人なのですから。
選んだ結果は自分だけのものです。
人のせいにはできません。
以前に比べて、私達は個々の判断、裁量で動く事が求められている様に思います。
個人でいる事に慣れた人々が、再び皆で顔を合わせる時、
自分の身は自分で守るしか無いのです。
しかし、人の心が不安定になっている状況で、価値観がクロスフェードする時、その後の岐路のどちらを選んだとしても、
細心の注意をはらってお互いの価値観を理解する事が、不要な争いを避けるひとつの方法だと私は思います。
こっちが正しいんだから!と突っぱねるだけじゃあ駄目なのです。
争ってしまえば、勝者になる事もあれば、敗者になってしまう事もあり得るのです。
これは【危険】です。
以前TORIOTTOが書いたブログで、【囲碁十訣】の話をしました。
https://www.toriotto.com/entry/2020/04/13/104630
その中の一つ、
【攻彼顧我】(攻める時には自分を顧みよ)
…戦地に赴く時は、一度自身を顧みて下さい。戦地では自分の行動を顧みて下さい。
こう解釈したのですが、今まさに必要な事だと自分でも思います。
正しいと思い込み過ぎず、自分を顧みる事で、結果、自分の身を守れるのです。
家族の間だって同じです。
TORIOTTOの場合はHAMさんと、ですが。
TORIOTTOはいつ迄もガラケーに拘っていました。(笑)
今後、大丈夫だから!と言って、2人が好きな居酒屋に、行こう!
と言い出すのは、どちらからでしょうか。
どちらにしても、理解と配慮と、細心の注意を忘れない様にしないといけないな、と思います。